2017年05月15日

今日は何の日「佐賀暦」5月16日~5月31日

今日は何の日?佐賀暦

5月1日~5月5日
戦国時代・幕末・明治維新において
佐賀の歴史上、何があった日なのでしょうか?
上演のカットとともにお楽しみください。

5月16日室町時代1534天文3龍造寺家兼
龍造寺家兼が留守にしている水ヶ江城を陶興房が攻めるが家臣の福地家盈が防ぎきる。史伝「葉隠の名将」鍋島直茂 P53


5月16日江戸時代初期1675延宝3売茶翁
売茶翁が蓮池で生まれる。ウィキペディア

5月16日江戸時代中期1700元禄13鍋島光茂
鍋島光茂没 (69歳)楠公義祭同盟 年表

5月16日江戸時代末期1835天保6鍋島直正 
鍋島安房直正が鍋島安房を請役(執政)とする。郷土史に輝く人びと
今日は何の日「佐賀暦」5月16日~5月31日
▲鍋島直正

5月17日江戸時代中期1700元禄13山本常朝
山本常朝が出家。受戒。佐賀市史その3 年表
今日は何の日「佐賀暦」5月16日~5月31日
▲常朝の「葉隠」はその後、佐賀の侍の規律となる。写真は葉隠を扱った歴史寸劇「どしたらいいんんじゃ?」より切腹しようとする島義勇

5月18日大正時代1917大正6大隈重信
大隈重信、祖先のお墓の改修工事が竣成し、4年ぶりに帰省するため東京を発する。東京駅のプラットホームは見送り客で埋め尽くされる。横浜、静岡、名古屋、大垣、米原、神戸、広島などなど、行く先々で早稲田のOBなどが沿道に手を振る。帰郷記念 大隈侯爵講演集 P129 
今日は何の日「佐賀暦」5月16日~5月31日
▲大隈重信(「故郷(くに)ば、錦で」の一シーン)

5月19日明治時代1868明治元佐野常民
パリ博の後、欧州で視察や公務を行なっていた佐野常民が、幕府瓦解の知らせを聞いて、急きょ帰国。この日、長崎につく。(太陽暦では6月9日)日赤の創始者 佐野常民 P46
今日は何の日「佐賀暦」5月16日~5月31日
▲故国の荒廃ぶりを知り嘆く佐野常民(歴史寸劇「良いではないか。」より)

5月19日大正時代1917大正6大隈重信
帰省の途にある大隈重信。朝、下関に下車。連絡船で門司駅に渡ったが、そこでも歓迎を受け、短い講演を行なう。小倉、博多、鳥栖を経て、2時20分に汽車は佐賀駅に到着。煙火が打ち上げられ、駅は立錐の余地がないほど混雑。沿道は国旗が掲揚され賑わう。午後蓮池の古賀善兵衛氏邸入る。帰郷記念 大隈侯爵講演集 P130

5月20日明治時代1887明治20佐野常民
佐野常民が博愛社から日本赤十字社と改称したばかりの同社にて第一回社員総会を開き、有栖川宮熾仁親王を総裁に選出した。本人は社長に選ばれた。日赤の創始者 佐野常民  P118・P120
今日は何の日「佐賀暦」5月16日~5月31日


5月20日大正時代1917大正6大隈重信
大隈重信、午前中、蓮池の古賀善兵衛氏邸で休養。午後より松原神社と高伝寺へ。松原神社では参拝。高伝寺では藩侯累代の墓をホ墓参。読経をうけて、焼香。14時40分同寺を出発。精町より辻の堂を経て川原小路へ。帰郷記念 大隈侯爵講演集 P130
今日は何の日「佐賀暦」5月16日~5月31日

5月21日大正時代1917大正6大隈重信
大隈重信、14時より累代の菩提寺である龍泰寺にて法要。帰郷記念 大隈侯爵講演集 P132

5月23日江戸時代末期1855安政2鍋島直正
鍋島直正、自ら蘭学寮を視察して蘭学を奨励し、精煉方に電信機や蒸気機関の研究をいっそう拍車をかけるように命じる。鍋島閑叟(杉谷昭) P40
今日は何の日「佐賀暦」5月16日~5月31日
▲視察に訪れた鍋島直正。大隈重信と江藤新平に語ったことは・・・(「ならば需骨よ!」より)

5月24日江戸時代末期1822文政5枝吉神陽
義祭同盟の提案者、枝吉神陽 誕生する。楠公義祭同盟
今日は何の日「佐賀暦」5月16日~5月31日
▲佐賀の八賢人の扇の要的な存在、カリスマ思想家枝吉神陽

5月24日明治時代1887明治20佐野常民
佐野常民が5月20日に決定した日本赤十字社、社長就任の勅許を受ける。また社則を発表した。日赤の創始者 佐野常民 P120

5月25日安土桃山時代1581天正9龍造寺隆信  蒲池家
蒲池鎮並ら到着。和平の義をかわした後、龍造寺政家に歓待を受ける。佐賀城下本行寺に宿泊。宴において鍋島直茂らと神経戦。

5月25日江戸時代末期1846弘化3鍋島直正
鍋島直正が、十五御茶屋を廃止、石火矢方を置く。郷土史に輝く人びと P47
今日は何の日「佐賀暦」5月16日~5月31日


5月25日江戸時代末期1850嘉永3"枝吉神陽 江藤新平大木喬任 島義勇大隈重信 久米邦武"
"枝吉神楊が梅林庵にて楠公祭を再興。義祭同盟結成される 参加者38名。
1854年~ 大隈、久米参加"楠公義祭同盟 杉谷さんの巻末年表によれば5月24日
今日は何の日「佐賀暦」5月16日~5月31日
▲義祭同盟は、その後賢人たちが困難にぶつかった際の心のよりどころとなった。写真は、失意の副島種臣に説き口説く大隈重信(「あの夜のままで。」より)

今日は何の日「佐賀暦」5月16日~5月31日
▲枝吉の義祭同盟が大隈、副島、島、江藤、大木ら佐賀の青年らの目を開かせ、後に近代国家の礎作りに奔走させることとなる。
5月25日江戸時代末期1856安政3枝吉神陽、鍋島茂真(安房)
神陽が高伝寺の末寺梅林庵に祀られていた楠公父子御尊像を龍造寺八幡神社に遷座することを提案していたが、この日実行された。枝吉神陽先生遺稿 P244 
今日は何の日「佐賀暦」5月16日~5月31日
▲枝吉神陽

5月25日江戸時代末期1862文久2中野方蔵
中野方蔵、獄死。 江藤新平、大木など憤慨する。大木喬任年譜考P28
今日は何の日「佐賀暦」5月16日~5月31日
▲中野方蔵を救えなかった心に傷を負った副島種臣。兄枝吉神陽はその時・・(「もらい風呂」より)

5月25日江戸時代末期1864元治元久米邦武
久米邦武が江戸より佐賀に戻り、この日弘道館の教官になる。郷土史に輝く人びと P213

5月25日明治時代1872明治5佐野常民
佐野常民が澳国博覧会理事官を兼務する。佐野は昨年8月7日に工部大丞兼灯台頭に任命された後、博覧会御用掛も兼務になっているので、多忙となる。日赤の創始者 佐野常民 P53
今日は何の日「佐賀暦」5月16日~5月31日
▲佐賀藩一の働き者、佐野常民の心の叫びを感じた島義勇は・・・(「蝶よ、渡れ!」より)

5月26日安土桃山時代1581天正9龍造寺隆信 蒲池家
蒲池鎮並のもとに龍造寺隆信からの酒の肴が本行寺に届く。再び宴に。蒲池鎮並は得意の猿楽も披露。宴において鍋島直茂らと神経戦。

5月27日安土桃山時代1581天正9龍造寺隆信 蒲池家
蒲池鎮並、龍造寺隆信から送られた酒肴で宴を開く。龍造寺隆信 P342

5月27日江戸時代末期1844天保15枝吉神陽
枝吉神陽、3ヶ年の江戸遊学を命じられ、この日を佐賀を立つ枝吉神陽先生遺稿 P278
今日は何の日「佐賀暦」5月16日~5月31日
▲遊学から帰り富士山を登った時のことを語る枝吉神陽(「富士ば登らば」より)

5月27日江戸時代末期1859安政6鍋島直正
鍋島直正が文武課業法を廃止する。(約9年足らずの施行期間)生馬寛信先生の講義資料から
今日は何の日「佐賀暦」5月16日~5月31日
▲文武課業法の下の試験勉強と葉隠の実践と義祭同盟の集いに昼夜励む島義勇。ついに限界となり・・・(「どしたらいいんじゃ?」より)

5月27日明治時代1877明治10佐野常民
佐野常民が博愛社の設立許可を得て集めた医者らを熊本軍団病院へ派遣し、はじめて実質的な救護活動を開始する。日赤の創始者 佐野常民  P90

5月27日明治時代1887明治20佐野常民
24日に日本赤十字社の社長となった佐野常民が、まずおこなったのが、国際赤十字への加盟打電。この日赤十字国際委員会のモアニエに宛てて書状を送り、加盟を求めた。日赤の創始者 佐野常民  P122
今日は何の日「佐賀暦」5月16日~5月31日


5月28日安土桃山時代1592天正20鍋島直茂 龍造寺軍
文禄の役)加藤清正らと構成する第二軍として、この日臨津江の朝鮮軍を駆逐し、渡川を成功。開城(ケソン)を占領する。文禄・慶長の役 P63 

5月29日安土桃山時代1581天正9龍造寺隆信 蒲池家
龍造寺隆信が、須古に向かう蒲池鎮並一行173名を謀殺。(小川信俊ら伏兵が討取る) 一説には5月27日地域別・肥前戦国合戦記(佐賀・長崎県)上 佐賀県1 P82 "龍造寺隆信 P342

史伝「葉隠の名将」鍋島直茂 P138"
5月29日明治時代1873明治6島義勇
秋田県令の島義勇。八郎潟の造湾のための資金を政府の井上馨に要請したが、完全無視されたの立腹し、この日の夕刻県庁の幹部十数人を官邸に招き、大宴会を行ない、うっぷんを晴らす。上京して予算をとってくるか、自分が辞任するかの胸の内をあかす。郷土史に輝く人びと P118 には「明治5年」と書いてあるが間違い。
今日は何の日「佐賀暦」5月16日~5月31日
▲金策に奔走する島義勇。秋田から霞が関に、横浜に、そして再び霞が関に。その途中に不思議な男を救ったことで・・・(「ありがとう」より)

5月30日大正時代1917大正6大隈重信
大隈重信、3回目の帰省の帰りに大阪に滞在する。帰郷記念 大隈侯爵講演集 P168
 
5月31日大正時代1917大正6大隈重信
大隈重信、3回目の帰省の帰りの大阪滞在中、日帰りで神戸を視察。(大阪泊)帰郷記念 大隈侯爵講演集 P168


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Posted by 幕末・維新 佐賀の八賢人おもてなし隊 at 07:11 | Comments(0) | 佐賀暦 | 佐賀暦
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