2014年10月26日
「喜鵲(かちがらす)」★2014年10月19日 佐賀城本丸歴史館

10月19日(日)。
爽やかな秋晴れのもと、佐賀城本丸歴史館において
歴史寸劇が特別上演されましたので、その結果をレポートいたします。
【開館10周年記念特別展】鍋島直正生誕200年記念「大閑叟」展に合わせて書き下ろされた新作の上演です。
背景も当時の様子をもとにした絵を使っていただきました。
上演:2014年10月19日(日)
場所:佐賀城本丸歴史館 お庭
演目:「喜鵲(かちがらす)」



▲上演前現場最終稽古。しあがり上々。
出演したのは・・・

佐野常民(中島頌一郎)

田中からくり儀右衛門(鷹巣将弥) ※初の登場です。

鍋島直正(後藤峰彦)
あらすじ●
先見の明と行動力を持ちながらも、時の幕府の対応に翻弄され、
焦燥と憔悴の歳月を重ねた佐賀藩第10代藩主・鍋島直正。
主君の口に出さない悲しみを受けとめ、
蒸気車作りを急ぐ精錬方主任・佐野常民と田中からくり儀右衛門。
待ちに待った国産初の蒸気車の試運転を観ようと精煉方を訪れる直正を迎えに来るのは…。

▲現場サポート担当とプロデューサーも。
隣のNHK佐賀放送局での芝居出演の前に来てくれた役者やカメラマンら、皆で見守ります。
演出:辻恵子
脚本:桜井篤
当日アテンド:桜井篤
撮影:飯田豊一、中本英一、辻恵子
プロデュース:桜井篤

▲日差しが強いくらいのいい天気
観客総数 304名
アンケート回答人数 88名(回答率34%)
アンケート結果
満足率92.0%(大変面白かった・・43.2%、面白かった48.9%)
寸劇上演を知っていた・・43%
来館目的が観劇・・・31%
本丸歴史館にはじめて来た・・・48%
観劇目的で初めて来た/初めて来た・・・15.0%
■以下、アンケートにいただいたすべてのコメントです。

▲舞台の上手から登場。田中からくり儀右衛門 56歳
賢人達の国への思いの深さが伝わってきて、胸が熱くなりました 男 41 諫早市
久しぶりに外で見ました。天気も良くて良かったですね 女 30 唐津市
知らなかった真実。役者さんが達者 (面白かったの理由) 男 52 神埼市

▲精煉方主任佐野常民 33歳
佐野さんの熱演 (大変面白かったの理由) 女 50 神埼市
わかりやすく歴史が勉強できた 女 61 福岡市

▲「殿はいささか遅くはござりませぬか?」

▲「私はしあわせでした」
ストーリーも熱演もすばらしかった 男 30 山形県鶴岡市
鍋島藩がどれだけ産業の発展について幕府とのかかわりを考えながら邁進したかがわかったから。今、葉室りんさんの「いのちなりけり」を読んでいて鍋島藩のことに興味があるとこです 女 46 小城市
役者の方が上手い (面白かったの理由) 女 52 埼玉県
儀右衛門さん、ちょっと老け込んでやしませんか(笑) その分、意気込みみたいなものは感じました。蒸気汽車すごかったです! 女 39 吉野ヶ里町


▲「儀右衛門殿、今日じゃ、今日なのじゃ」
途中からなのであまりわからなかった (ふつうの理由) 男 38 東京都
もう少し動きがほしかった (面白かったの理由) 男 45 鶴岡市
佐賀の歴史が識らされた。ありがとうございました。 男 84
寸劇をもう少し長くした方が (ふつうの理由) 男 52 鳥栖市
おはなしがおもしろかった。 男 8 佐賀市

▲「殿・・殿は4年の間・・」
目の前で一生懸命にして下さったので。よく気持ちが伝わってきたから。 女 13 佐賀市
とても分かりやすくて良かったです。 男 53 北九州市
知らない歴史上の方の業績を知ることができた 女 49 武蔵野市
今回特にオープンセットで歴史的瞬間を題材にしてあるのが面白かったです 男 42 佐賀市
気持ちがこもっていた (面白かったの理由) 男 65 大分県宇佐市
わかりやすかった 男 44 佐賀市

▲「人の心がござらぬのか」
八賢人への気持ちが伝わってきました。がんばってください 男 41 佐賀市
佐賀藩の歴史が良くわかった 男 65 大分県宇佐市
歴史を知りませんでしたが、話にのめりこみました 男 43 東京都
田中さん登場おめでとうございます。セリフが聞きとりやすい。 女 35 佐賀市
声がよくきこえて良かった 女 15 佐賀市

▲「やがては海軍ができる」
皆さんの熱演を感じました。がんばって下さい。また観に来ます 女 56 佐賀市
応援します。がんばって下さい! 男 58 佐賀市
声が非常に良かった。大げさな動作がなかったのが、非常に良く感じました。 男 25 熊本市
キャラが強いから。 男 23 熊本市
大阪から来たので、佐賀の歴史があまり知らなかったので、大変良かったです 女 67 大阪府

演劇の迫力がすごかったので (面白かったの理由) 男 27
直正の想いがよく伝わりました。 女 37 佐賀市
演技に迫力があって圧倒されました。 男 24 佐賀市
(間に合わず)途中からしか見れなかったのが残念です。新作楽しみにしてました!! 女 26 唐津市
今回は子どもをつれて来ました。じっと見ており、きしゃにきょうみしんしんでした!! 女 27 唐津市

▲「見てしまったものの宿命なのじゃ」
独白のメリハリといい、間のとり方といい、誠にすばらしいと思いました。内容も勿論です。ずっと続けてほしいです 男 64 佐賀市
直正がすごく日焼けしていた。 男 38 佐賀市
なべしま藩主の想いがすごく伝わりました 男 21 山口市
直正公のことがわかった 女 55 山口市

▲「わしはまだ何もやっておらん」
解り易い紹介 (大変面白かったの理由) 女 69 佐賀市
感情がこもったいい劇だった 男 52 佐賀市
アドリブが効いていた (面白かったの理由) 男 40 福岡市
間がありすぎ (ふつうの理由) 女 58 糸島市

▲「おお、精煉方の森から・・」
涙(本物)見て カンゲキ 女 56 福岡県
せりふを忘れても熱気があってとてもよかった 女 50 佐賀市

▲1855年 (安政2年)8月7日 鍋島直正、蒸気車を見る。
アドリブ等 (大変面白かったの理由) 男 40 広島県呉市
カンゲキした 男 58 福岡県糸島市
役者さんのようでした。 男 60 久留米市
(欄外に)いつも応援しています。ずっと続けてほしいです。 女 52 佐賀市
又、来たいです 女 75 小城市
蒸気車が走るところも見れて良かったです。 女 37 佐賀市
■また併せて尋ねた「好きな賢人」は!?
いろいろなコメントをいただきました。
全員 )日本を新しく正しい信義で救ったから 男 41 諫早市
全員 )4歳の娘も大好きで、八賢人の名前が言えます。特に大隈さんが大好きです。 女 37 佐賀市
佐野 )それは・・・ 男 52 神埼市
殿 )先見の明をもち、人材育成により佐賀発展の礎をつくったので。 女 37 佐賀市
大隈 )日本が誇る偉人だと思うから 女 46 小城市
大隈・殿 )寸劇によって識ったから 大隈は以前から 男 84
全員 )おもしろいから 男 8 佐賀市
副島・佐野・儀右衛門)今日見たので 女 49 武蔵野市
江藤・儀右衛門 )その人生 男 42 佐賀市
大隈・殿 )大くまさんは、学校で勉強して、なべ島さんは、大ほうなどを作った人だから。 男 10
儀右衛門 )東芝系販売店 男 65 大分県宇佐市
殿・佐野 )殿は寛大な人物で、佐野常民は赤十字社を設立して大きな社会貢献をしたから。 男 23 熊本市
大隈・江藤・島 )日本の為につくしたから 男 63 佐賀市
江藤 )日本の法治の基礎を作った人物なので 男 27
全員 )日本を政治の立場から打ち立てたからです 男 64 佐賀市
大隈・殿 )頑張って下さい 女 30 福岡県
佐野 )灯台を作った人だから 男 40 福岡市

▲また第5回目の上演では、観客通算24000名を突破いたしまいた。お客様に粗品を(笑)
観客の皆さんには終了後には、賢人たちから「お楽しみグルメクーポン」が手渡されました。今日のお楽しみは、京風ラーメンと甘味のおちょぼさんの「みたらし団子3本おまけ」でした。「お楽しみグルメクーポン」はお渡しした日から次の日曜日(10月26日)まで使えます。ぜひ、エスプラッツ東隣のお店に行って使ってみてくださいね。
また、当日はお隣のNKH佐賀放送局のイベント会場にて、「聞き耳えびす」も2回上演いたしました。

▲演者の谷口文章(島義勇役)、石井晃一(江藤新平役)、青柳達也(大隈重信役)も会場にかけつけ、




この寸劇で語られたその時の蒸気機関車が実際に動かされるのを観て驚いたり、


楽屋の反省会に参加したりで、大変賑やかな一日となりました。
さて、次回10月26日(日)の歴史寸劇は「おないとし」です。
■演目「おないとし」
■あらすじ
漢学や医学、国学に陽明学。「なにものかにならんばっ!」と己が信じる勉学に励み、日夜議論を尽くしていた佐賀鍋島の藩校弘道館の若き俊英、枝吉神陽、島義勇、そして佐野常民。同じ歳の3人が18回目の夏を迎えた1840年7月のある日。ついに激動の時代の幕開けを告げるある知らせが遠く大陸から届いた・・・。
■出演は 佐野常民(中島頌一郎)、島義勇(谷口文章)、枝吉神陽(優舌)です。
どうぞご期待ください。
毎週日曜日、佐賀の八賢人に扮した役者が佐賀城本丸歴史館にて歴史寸劇を1日5回、無料で上演します。演目は週替わり、毎週違う組み合わせの三賢人が登場します。 ①10:00~、②11:30~、③13:00~、④14:30~、⑤16:00~

快晴の秋空のもと、2日間にわたり、合計14回の寸劇を上演した忙しい週末でした。
ごらんいただいた大勢のお客様の応援メッセージや、お心付けをいただき、今後も上演が続けられそうです。誠にありがとうございます。今後も精一杯励み、「佐賀の歴史と誇り」を多くの方にお伝えしていきたいと思います!

文責:桜井篤(プロデューサー)
Posted by 幕末・維新 佐賀の八賢人おもてなし隊 at 08:37 | Comments(1) | イベント・公演レポート
この記事へのコメント
>2014年10月26日「喜鵲(かちがらす)」
>★2014年10月19日 佐賀城本丸歴史館
の話を読んで、
私の地元の鍋島さんのブログの
「続々AutoPilot1」~「続々AutoPilot5」
という話の
船の自動操舵システムの部品を自分で買ってきて組み立ててシステム構築までする
という件に、
この人の前世は鍋島直正とみて間違いなし!?
と思い、感動してしまいました。
>★2014年10月19日 佐賀城本丸歴史館
の話を読んで、
私の地元の鍋島さんのブログの
「続々AutoPilot1」~「続々AutoPilot5」
という話の
船の自動操舵システムの部品を自分で買ってきて組み立ててシステム構築までする
という件に、
この人の前世は鍋島直正とみて間違いなし!?
と思い、感動してしまいました。
Posted by 滋賀県奥琵琶湖の住人 at 2014年11月04日 20:09