2012年08月19日
500人の観客を前に、江藤新平が吼える。
上演報告です。
■演目名 「いつか、きっと。~江藤新平、正義の名のもとに~」
■日時 2012年8月3日 13:00~13:30 (約30分間)
■場所 佐賀市文化会館 中ホール
■主催 JAグループ佐賀園芸特産振興協議会、佐賀県施設野菜部会
■観客 約500人(第48回佐賀県施設野菜部会研修大会への参加者
キャスト
江藤新平(優舌)
枝吉神陽(いけうちしん)
島義勇(谷口文章)
副島種臣(空閑薫)
佐野常民(中島頌一郎)
脚本:空閑薫
演出:辻恵子
衣装:下平暁美
プロデュース:桜井篤
私たち「おもてなし隊」にとっては、「どがんすっと、大隈?」に続く
2本目の本格芝居「いつか、きっと。~江藤新平、正義の名のもとに~」は
過去最大の観客500名を前に上演することができました。
あらすじと感想■
主役は初代司法卿・江藤新平。
ときは明治7年(1874年)春。
敗色濃くなった佐賀の乱の終りの頃。
舞台は、佐賀の戦場から程近い一画。
「征韓党」を率いる江藤新平は、
連盟軍である「憂国党」の党首・島義勇の
精一杯の激励にも耳を貸さず
前途に近づく死を甘んじて受け入れようとする。
死を覚悟して
これまでの人生を思い出す江藤と島の前に
突如現れたのは・・・・・
理想に燃えて激動の「生」を疾走した
初代司法卿・江藤新平の「見果てぬ夢」を
脚本家・空閑薫が陰影濃く描いた芝居。
副島のつぶやきに
500人の観客は
水を打ったように静まり返り
島がおどけたしぐさをすると
一様に笑う。
そして、江藤の咆哮が響き渡る頃には、
涙ぐむ方々も散見され
まさに、出演者の喜怒哀楽が、
そのまま会場の観客に伝播
したような空気となりました。
この「いつか、きっと。」
今後、江藤さんや佐賀戦争(佐賀の乱)
ゆかりの万部島慰霊祭や、江藤新平銅像祭などで
上演できたら、どんなにか、お集まりの方々に
喜んでいただけるか、と思いました。
「幕末・維新 佐賀の八賢人 おもてなし隊」はこれで
大隈、江藤と二人の主役の本格的な物語が完成しました。
さて、次のどの賢人が主役に躍り出るでしょう(笑)
文責:
桜井篤(「おもてなし隊」プロデューサー)
Posted by 幕末・維新 佐賀の八賢人おもてなし隊 at 13:17 | Comments(0) | イベント・公演レポート